牛丼チェーン「吉野家」の採用説明会に参加を希望した大学4年生の女子学生が、「外国籍」を理由に参加を拒否されたことがニュースになりました。
企業側が拒否した理由は、「就労ビザの関係で外国籍の人は採用されても働けない可能性がある」というものでした。
しかし、この学生は、父親が外国籍で、母親が日本国籍。自身は生まれたときから日本国籍だったといいます。
それでは、この企業はなぜこの学生が外国籍だと判断したのでしょうか。
朝日新聞GLOBEの記事によれば、「姓も名もカタカナだったからではないか」と、学生は話しています。
学生がTwitterに投稿したことがきっかけで、大きく報道されることになりました。
これを受けて吉野家ホールディングス(HD)社長は5月の株主総会で謝罪しました。
現在、吉野家の採用サイトには、「外国籍社員が活躍できる環境づくり」というウェブページがあります。
皆さんが企業の採用担当者だったら?
外国籍の人に内定を出しても、ビザが取れないことを理由に内定取り消しをせざるを得なかった経験があったら、どう考えるでしょうか?
そして、皆さんが同じバックグラウンドを持つ学生だったら、どう感じますか?
参考文献:
吉野家に「拒否」されたミックスルーツの就活生、「勝手に外国籍とされ、ショック」. 朝日新聞GLOBE(2022. 06.16)https://globe.asahi.com/article/14641609(2022.06.22アクセス)
吉野家 Recruiting site https://recruit.yoshinoya.com/workstyle/worker.html(2022.06.22アクセス)